『いつになるか、本当にやるのか分からないけど、極論を言えば携帯料金は無料にできる』by.三木谷浩史
こんにちは。ながみえです。
2023年8月31日に小学館から出版された『最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』を読みました。著者は大西康之氏。
楽天と言えば楽天市場や楽天銀行、楽天クレジットカードなどが有名ですがこの本は楽天モバイルと楽天シンフォニーの話がメイン。それプラス楽天の歴史。
ここ数年大赤字を垂れ流し、メディアでも盛んに心配されている楽天モバイル。なぜ三木谷社長は他の利益を食い潰してまで楽天モバイルにつぎ込むのか。
『国内の楽天モバイルは完全仮想化を実現するためのショーケースなんだから赤字でいい』
『アマゾンの収益はECとAWSで構成される。RCPは楽天にとってAWSのようなものになるだろう』
この本を読んで、僕は楽天の株を買い始めました^^
「最後の海賊」はどんな本か
この本は楽天の社長 三木谷浩史氏の友人(?)である著者 大西康之氏が三木谷社長から直接聞いた内容をまとめた本です。
三木谷社長本人や矢澤俊介氏、タレック・アミン氏など楽天グループの主要人物(主要事業)ごとに章分けされており、これまでどのような考えでどう行動し、どんな成功を収めてきたかが描かれています。
楽天グループがなぜこれまで成功してこれたのか。
それは三木谷社長本人の行動や考え方などに依る部分が大きく、この本ではそれが体験談として語られています。
この本を読むことで、楽天グループの社長 三木谷氏の人となりが良く分かります。
「最後の海賊」を読んで感じたこと・考えたこと
僕は昔から楽天経済圏にどっぶり嵌っているヘビーユーザーです。単純に日本の企業を応援したという想いからでしたが、この本を読んでよりそれが強まりました。
大きなリターンを得るには大きなリスクを取る必要がある。当たり前のことですが、今の日本企業のなかで楽天ほど強気に勝負に行ってる企業は他にあるでしょうか?
当然リスクである以上、失敗して大きなダメージを受ける可能性はありますが、勝負をしなければ大きな成長は望めません。
日本の企業としては、トヨタはもちろん強いですが今後2倍、3倍、さらには10倍、20倍と成長していく余地があるか、と言われたらきっと難しいでしょう。GAFAに追いつける日は永遠に来ません。
これからますます衰退していくであろう日本経済においてそれくらい成長し得る企業は、個人的にはNTTとソニー、そしてこの楽天だと思います。
あくまでも個人的な考えですよ(;^_^A
NTTとソニーは楽天ほどの大勝負をしているのではなく長年積み重ねてきたものがこれから開花しそうといった感じですが、それらより規模の小さい楽天は楽天モバイルを起爆剤として、それらに並ぶ大企業に駆け上がっていくのだと感じました。
(もしくは失敗してどこかに買収されるか…。それこそNTTとか、KDDIとかに)
元々NTTの株を定期的に買っていましたが、僕はこの本を読んで楽天の株も買い始めました。
まとめ
『最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』。お勧めです。
ちなみにタイトルにある「なぜ嫌われるのか」については、書籍内でもほとんど触れられていません。最後の方でちょこっとだけ「余計なことを言うから・・・」と書かれてるだけです。
この本の本質は、上述の三木谷氏の人となりと楽天グループが目指している未来を理解することにあります。
単純な読み物としても面白いですよ。
気になった方は、是非読んでみて下さい↓↓
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